アイドルグループ・A.B.C-Zの五関晃一が22日、KAAT神奈川芸術劇場で行われた舞台『「シェイクスピア物語」~真実の愛~』の公開ゲネプロ、および囲み取材に、共演の上川隆也、観月ありさ、十朱幸代、秋野太作、藤本隆宏、小川菜摘とともに登場した。

左から藤本隆宏、小川菜摘、観月ありさ、上川隆也、十朱幸代、秋野太作

同作は、イギリスの作家トム・ストッパードの原作をヒントに、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』がなぜ生まれたのかを紐解いていく。上川がシェイクスピア役を演じ、実際のシェイクスピア作品と、シェイクスピアの悲恋物語を絡めた。五関は看板役者であるネッド・アレンを演じ、殺陣やダンス、劇中劇での活躍を見せた。

関東公演はクリスマス前後の3連休と、年明けという日程となる。五関が「クリスマスイブとクリスマスと、大事な日にも公演がありますので、来ていただいた方たちには、責任を持ってキュンキュンさせたいと思います」と宣言すると、共演者陣からは「おお~」と感嘆の声が上がった。

「天才役者」という役どころの五関は、「ステージ上で一番偉そうにしろ」と演出家から言われていたが、「これだけの大御所の方たちのところに放り込まれて、偉そうにしろというのがどうしても……」と苦笑。「僕、基本いい子なんで、ペコペコしちゃうんですけど、そこを抑えるのが大変でした」と、役作りへの苦労を語った。

五関が「稽古場とか椅子に座る時も、足を組んで座ったりとか、自分のスペースをいつもより広めにして、あんまり周りを気にしないようにはしました」と裏の努力を披露すると、周りも気づいていなかったようで、驚いた様子に。観月は「殺陣を教えてくれるシーンがあるんですけど、いつもすごい気遣いながら『こうです』って」と、劇中にも関わらず丁寧な五関の様子を明かした。

「つい敬語が出ちゃうんですよね」と苦笑した五関は「いい子ちゃん、治したいと思います!」と宣言し、周囲を沸かせた。また、藤本は五関の殺陣を絶賛し、「アクションもたくさんあるんですけど、もう素晴らしいので、袖から見させてもらいたいと思います」と語っていた。

関東公演はKAAT神奈川県芸術劇場で12月23日~25日、1月7日~9日の8公演限定で行われる。大阪は1月21日~22日に梅田芸術劇場メインホール、名古屋公演は1月28日に中日劇場。