科学技術館、「薬の研究室」をイメージした新しい常設展示室をオープン

科学技術館は12月22日、常設展示室「くすりの部屋 - クスリウム」を新たにオープンする。前日の21日には、完成記念式典および内覧会が開催された。

新常設展示室「くすりの部屋 - クスリウム」外観

完成記念式典のテープカットの様子

東京都・北の丸公園にある科学技術館は、科学技術や産業技術に関する知識を広く国民に対して普及・啓発する目的で、1964年に日本科学技術振興財団が設立した施設。来館者数は累計で約3000万人にのぼり、そのうち約2/3が小学生以下の子どもだという。

今回、新設された「くすりの部屋 - クスリウム」は、薬の研究室をイメージした常設展示室。6つのコーナーとワークショップからなり、人間と薬の歴史や、薬のいろいろな形、薬が患部に作用するメカニズム、薬の安全な使用方法、薬ができるまでの過程などについて理解することができる。また、展示内に配置された端末で薬に関するクイズに挑戦する「クイズラリー」に参加することも可能。

「くすりの歴史」コーナー。人間と薬の歴史をパネルや生薬の実物展示でたどるとともに、製薬に関連した日本人ノーベル賞受賞者の研究成果を紹介

「くすりのいろいろ」コーナー。錠剤や点鼻薬などの多様な薬の形態を展示

「くすりはなぜ効く?!」コーナー。薬が患部で効果を示すしくみについてタッチパネル式のゲームなどで学ぶことができる

「くすりと日常生活」コーナー。薬の安全で効果的な使用方法について透明ディスプレイ映像などで紹介

「くすりのできるまで」コーナー。新しい薬は長い時間を掛けて開発されることを透明ディスプレイ映像などで学ぶことができる

「チャレンジ新薬研究体験」コーナー。試験管やプレパラートを用いた装置で薬の合成や細菌・ウイルスの画像観察を体験できる

「チャレンジ新薬ゼミナール」コーナー。液体の化学分析や、溶液に溶けている物質の抽出実験を行える

展示内に配置された端末で薬に関するクイズに挑戦する「クイズラリー」に参加することも可能

日本科学技術振興財団 榊原定征理事長

日本科学技術振興財団 榊原定征理事長は、この新しい展示室について「子どもたちに将来、医療・創薬・ライフサイエンスなどの科学技術を志して、日本の産業の発展に貢献しようと思っていただくことを期待している。一般の方々にも、薬への関心を持っていただくことで、健康や薬に対する理解を深めていただければ」と、期待を寄せていた。

科学技術館の入館料は、大人720円、中高生410円、4歳以上の子ども~小学生260円。年末年始は12月28日~1月3日が休館日となる。



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