アイドルグループ・V6の岡田准一が21日、都内で行われた映画『海賊とよばれた男』の大ヒット舞台挨拶に、共演のピエール瀧、山崎貴監督とともに登場した。

ピエール瀧

同作は、百田尚樹による同名小説を実写化。原作・監督・主演を大ヒット映画『永遠の0』と同じ布陣でそろえた。石油の将来性を予感し石油業に進出、敗戦後も欧米の石油会社としのぎを削った国岡鐡造(岡田)の半生を描く。12月10日の公開から、70万人を動員中だ。

今回の舞台挨拶は、劇中に出てくる「国岡商店社歌」を観客とステージ上で一緒に歌うイベントとなった。ピエールの音頭により、観客は歌唱の合間に「岡田く~ん!」と合いの手を入れることに。岡田は「どうしても(言葉が)漏れたらにしましょうよ。言いたくなって漏れちゃったら、そりゃしょうがないですよ」「熱い思いが溢れちゃったら、言ってください」とけん制したものの、本番では大声で合いの手が入り、照れた様子を見せていた。

同曲は映画のオリジナル・サウンドトラックにも収録されているが、レコーディング時はアーティストグループ・電気グルーヴとして約30年のキャリアを持つピエールが現場をまとめたという。ピエールは「僕、そのあと用事がありまして、『これ押すとしんどい』なと思ってたんですよね」と当時の心境を明かした。

さらにピエールは、レコーティングに慣れず後ずさりがちの俳優陣をリードし、その場をまとめたものの、「あとから気づいたら岡田君を差し置いて。こっちは売れてるっつーの」と反省していた。

また、観客から「今回は20代から90代まで演じたが、次はどんな役がやりたいか?」と聞かれた岡田は「現代人がやりたいです。待ってます、現代人!」と意外な願望を語る。岡田は「僕は現代人をなかなか演じてないんですよね、実は。自分でも危ないなと思ってるんです。でもそういうオファーがないので、ぜひオファーしてください」と、関係者に向かって語りかけた。