アスクルとマネーフォワードは12月21日、「MFクラウド確定申告 for ASKUL」の提供を開始した。なお、両社は2016年3月にeコマースとフィンテックの融合で新たな価値を創造するため業務提携している。価格は、初期費用は無料で月額1000円(税別)。

従来の仕分け入力確認業務と新サービスによる自動化の違い

これまで、両社は業務提携の第1弾として7月に「MF クラウド経費 for ASKUL」の提供を開始しており、第2弾としてMFクラウド確定申告 for ASKULの提供を開始する。

新サービスは、中小事業所向けサービス「ASKUL」の利用客を対象とし、マネーフォワードが提供している「MFクラウド確定申告」のサービスを利用できる。最長2カ月間の無料お試し期間を経て本申し込みとなり、お試し期間中はMFクラウド確定申告 for ASKULの全機能を無料で使用することが可能だという。

また、新サービスは「自動取得」「自動仕訳」「経営レポートや確定申告書類の自動作成」「サポート体制」の4つの特徴を持つ。

自動取得では、銀行口座やクレジットカードを登録すると取引明細を自動取得し、入力の手間、転記ミスを防げるとしている。自動仕訳については、自動取得した取引明細に対応する勘定科目を自動提案し、仕訳学習機能を継続して使用すれば仕訳精度が向上するという。

経営レポートや確定申告書類の自動作成に関しては仕訳データをベースに、経営に役立つレポートや個人事業主向け確定申告書類の作成を容易としている。サポート体制については、MFクラウド確定申告 for ASKULのユーザー限定で電話サポート(通常は年間1万7200円の「あんしん電話サポート付きベーシックプラン」の申し込みが必要)を用意している。