東京急行電鉄(東急)、アクアビットスパイラルズ、NHKエデュケーショナルの3社は12月16日、同19日から2017年3月31日までの予定で東急ストア中目黒本店において、NHKエデュケーショナルが提供するレシピ・サービスである「みんなのきょうの料理」と連動したレシピ配信サービス「かざしてレシピ」のテスト・マーケティングを実施すると発表した。

利用イメージ

新サービスは、スーパーマーケットでの新たな購買体験の提供を目的に実施し、アクアビットスパイラルズのIoTデバイス「スマートプレート」を各商品の売り場に設置。

利用客がスマートフォンなどのNFC対応機器をかざすと「みんなのきょうの料理」に掲載している食材や、テーマに沿ったレシピ情報を利用客のスマートフォンに配信する。

スマートプレートは、遠隔で提供するレシピ情報の設定変更やアクセス状況などのモニタリングが可能であり、蓄積したアクセス・データにより顧客動向の可視化が実現。なお、同デバイスはバッテリーを使用しないためメンテナンスが不要なため、利用者も専用アプリケーションをインストールする必要がないという。

また、同サービスでレシピ情報をはじめとした多様なものを紙からデジタルに転換することで、コストと環境負荷の低減を実現するとともに、食に関する各種の情報提供が可能になる。

今後、3社は、スーパーマーケット業界において初だという同サービスの実施により、東急ストアの利用客が快適で便利な購買体験の実現に貢献していくという。さらに、今回のテスト・マーケティングの結果をベースに、同サービスの事業化を検討していく方針だ。