2017年4月29日公開の映画『帝一の國』のトークショーが18日、千葉・幕張メッセで行われ、主演の菅田将暉、原作者の古屋兎丸が出席した。

映画『帝一の國』のトークショーに出席した菅田将暉、古屋兎丸(左から)

毎年12月に開催されている集英社主催の「ジャンプフェスタ」。今年はジャンプSQ.ブースで2010年から5年間『ジャンプSQ.』で連載され、来年4月29日には劇場版が公開される古屋兎丸原作の『帝一の國』のトークショーが行われ、劇場版で主演を務める菅田将暉と古屋兎丸が登壇した。

菅田は「『週刊ジャンプ』は10年買っています。ジャンプフェスタは初めてで来たかったんですけど、まさかこっち側で出るとは思いませんでした」と初めての同フェスに驚きながらも「古屋先生の大ファンなんです。学生の頃、友だちの家にあった『ライチ☆光クラブ』で知り、先生が初めて出した『Palepoli』にショックを受けました。『Palepoli』は漫画の枠を越えていましたから」と饒舌に語ると、古屋は「うれしいですよ。舞台とかにも来てくださいましたしね」とご満悦。自身が主演を務めることになった『帝一の國』の主人公、赤場帝一の魅力を「なんでこんなにも一喜一憂して自分に使命感みたいなものを背負ってゴールに突き詰めるんだろう、とも思いますが、どんな汚い手でも使って戦う姿に魅力があると思います。男として憧れる部分もありますし、今できないような気がします」と熱く語った。

また、3日間のロケが終わったという菅田は「僕は舞台を1カ月やっても声がかれないんですけど、昨日で撮影3日目でかれました。(父親役の)吉田鋼太郎さんと現場でうがいばっかりしていましたね(笑)」と苦労を語りつつも、「時間のかかるギミックの撮影があるんですけど、すごく楽しいです。永井聡監督はこだわりが強く、誰よりも絵の隅から隅まで見ているので時間はかかるんですが、誰1人として辛いと感じるというのはないですね」と充実した様子。そして、「そのお陰で絵がめちゃくちゃかっこ良いです。ふんどしして太鼓を叩くシーンはこれからですが、命がけでやりたいと思っています」と意欲を見せていた。映画『帝一の國』は、2017年4月29日より全国公開。