カンタス航空(本社: シドニー)は12月16日、成田=メルボルン線を就航。初便となるQF79便はメルボルンを9時15分に出発し、QF80便は成田を19時に出発する。

成田=メルボルン線を含めると、日本路線におけるカンタスの週の提供座席数は約6,000席となる

カンタスは、日本とオーストラリアの観光需要が年間に20%成長という高い需要に対応し、新しいデイリー便の運航を開始。同路線は新改装のエアバスA330-300にて運航され、ビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制となる。エコノミークラスの座席は受賞歴のあるレカロ製の最新世代シートを、ビジネススイートはシートリクライニングの状態でも離着陸できるフルフラットベッドを採用。また、エンターテイメントは1,500の豊富なメニューをそろえている。

成田=メルボルン線の就航により、日本路線は2015年に就航した羽田=シドニー、成田=ブリスベン路線を加えると、カンタスの週の提供座席数は約6,000席となる。新路線のメルボルン行きのフライトは、人気が高い都市、ホバート、アデレード、パースなどオーストラリア国内線便へ円滑に乗換できるようにスケジュールされている。一方、成田発のフライトは日本各地からのジェットスタージャパンの国内線便より接続が可能。

カンタスの国際線部門CEOギャレス・エバンズ氏は、「新路線は、カンタスが需要に応じて国際線ネットワークを拡大し、アジアにおけるオーストラリアの可能性を広げる最新例であります。ビクトリア州観光業界やメルボルンで日本とのビジネスを展開している企業からは、大きな反響をいただいています。日本とオーストラリアの自由貿易協定(FTA)により、この市場において非常に大きな成長の可能性を期待しており、カンタスがその実現に寄与できると信じています」とコメントしている。

同路線の就航により、東京(成田)はビクトリア州の州都から出発する8つ目の国際都市となる。また、メルボルン=クライストチャーチ線が12月4日に運航開始しており、メルボルン=ロサンゼルス線は2017年12月にボーイング787-9での運航開始を予定している。

なお、カンタスとジェットスターは12月~2017年2月のホリデーシーズンの間、共に成田=メルボルン間を運航するが、ジェットスターによる同路線のフライトは、2017年2月25日をもって休止を予定している。