アイウエアブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌは15日、同社のセンシング・アイウエア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」の瞬き・視線移動データによって電子デバイスの操作を可能にするAndroidアプリケーション「JINS MEME BRIDGE(仮称)」を2017年2月上旬よりリリース予定であることを発表した。

「JINS MEME BRIDGE(仮称)」は、同社が2016年6月から技術的なアドバイスを行っているALS(筋萎縮性側索硬化症)支援ソリューション開発プロジェクト「FOLLOW YOUR VISION」における取り組みの一環として開発されるもの。同アプリを通じたオープンイノベーション型の開発スキームを採用し、「JINS MEME BRIDGE Platform」として、アプリのソースコードの公開を目指して進行していく。

同アプリによってJINS MEMEの眼電位技術を通じて取得される瞬き・視線移動の情報を入力コマンドに変換。APIを通じてPCや照明などのデバイスと連動させることで、目の動きで機器を操作することを可能にする。

今後は、JINS MEME BRIDGEを用いたハッカソンを東京・大阪・福岡の3都市で開催。ハッカソンでは、「FOLLOW YOUR VISION」プロジェクト発起人でALS当事者でもあるWITH ALS・武藤将胤氏を交えた趣旨説明やアイデアブレストを皮切りに、2日間の工程を経てアプリ実装を行うことを想定している。東京会場はJINS MEME Flagship Store原宿、開催日程は2月4日。大阪・福岡会場についても2月中に実施する。なお、ハッカソンの優秀作品は、2017年3月にテキサス州・オースティンで開催される「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」における展示を予定している。