ルネサス エレクトロニクスは12月15日、アンチロックブレーキシステムや、エアバッグシステムなどのシャシー&セーフティシステムおよび小型モータ制御向けに適した「RH850/P1L-Cグループ」4製品を発表した。

RH850/P1L-Cは、運転支援システムへのニーズをオールインワンで提供するセーフティマイコン「RH850/P1x-Cシリーズ」のローエンド版に位置する製品。RH850/P1x-Cシリーズの製品プラットフォームを継承し、機能安全/セキュリティに対応するとともに、周辺機能の互換性を確保したほか、同社の強みである低消費電力技術により放熱板不要のLQFPパッケージの採用と小ピンパッケージ展開により車載制御ユニット(ECU)の小型化ニーズへ対応できる点を特長としている。また、セーフティ/セキュリティサポートプログラム、AUTOSAR対応MCAL、パートナとの連携によるモデルベース開発環境、小型モータ制御を想定したリファレンスボードなど、開発期間短縮を支援するソリューションも順次提供される。

サンプル出荷は同日より開始し、サンプル価格(税別)は3000円/個。量産は2018年5月より開始し、2020年には合計で月産70万個となる計画だ。