日立情報通信エンジニアリングは12月14日、入退管理システム「CyberGatevision 5(サイバーゲートビジョン ファイブ)」の提供を開始した。

昨今、勤怠管理システムなどの業務システムとの連携や大規模な組織変更における入退室情報の一元管理など、高機能かつ大規模に対応した入退管理システムの需要が高まっているという。

CyberGatevision 5は、最大30万ユーザー、4096ドアの大規模構成で利用できる入退管理システム。部署、役職などの利用者属性に応じて入室権限の設定が可能なため、社員や職員だけでなく、アルバイトや期間従業員、来客などを含めた一括管理を容易に実現できる。また、「有効期限付き入室権限」の設定に対応しており、利用者個々に対する権限の再設定が不要となる。

従来製品のドア制御、入退ログと勤怠管理システムの連携に加え、カメラシステム(映像監視)や照明・空調制御のビル管理システムなど外部サービスと連携し、データ統合・分析ソフトウェア(Business Intelligenceツール)による各種データを活用した行動分析などの付加サービスが提供できる。

運用性では、利用者や入室権限を管理するデータベースの分散統合機能により、統合側拠点と分散拠点間のネットワークに障害が発生した場合でも、分散拠点側において入退管理運用が継続して行える。

標準価格(税別)は、20ドア/40カードリーダ構成が1000万円、生体認証50ドア/100カードリーダ(生体認証付き)が4000万円。別途、工事費用が必要。