アシストは12月13日、同社が提供するイスラエルのEricomの製品を基盤としたダブルブラウザ・ソリューションのLinux版コンポーネントである「IVEXダブルブラウザLinux(日本ナレッジの開発製品)」の新バージョン 1.5.11の提供を開始した。

ダブルブラウザ・ソリューションは、標的型攻撃などのサイバー攻撃やランサムウェアから情報やIT資産を守るため、仮想ブラウザ方式でインターネット分離を行う。

最新版で提供する主な適用範囲の拡大は、仮想ブラウザとしてChrome、稼働プラットフォームとしてRed Hat Enterprise Linux 7.3にそれぞれ対応している。

Chromeのブラウザ対応については、これまでLinux版ダブルブラウザ・ソリューションは仮想ブラウザをFirefoxブラウザに限定していたが、特に自治体からの高いニーズに応え、Chromeのブラウザでも提供。

一方、Red Hat Enterprise Linux 7.3の対応に関しては、ダブルブラウザ・ソリューションは導入コストを極力抑えた画面転送型のサイバー攻撃対策というコンセプトにより、IVEXダブルブラウザLinux(仮想ブラウザの稼働OS)のサポートプラットフォームに無償で利用できるCentOSを採用していた。

しかし、ダブルブラウザ・ソリューションの導入を検討している企業や自治体、またサービス提供者から有償であってもOSのサポートが受けられるRed Hat Enterprise Linuxのサポートの要望があったため、今回の新バージョンでRed Hat Enterprise Linuxへの対応を実施した。