酒文化研究所は12月9日、「忘年会事情の変化」に関する調査の結果を公表した。同調査は、2016年11月23日から26日、酒文化研究所の酒好きモニターを対象にインターネットによって行われ、145人から有効回答を得た。

忘年会の平均的な参加費は「4,000~5,000円」

「忘・新年会の予定の有無」を質問したところ、80%が「参加する」と回答。「わからない」という人が12%、「参加しない」という人は8%となった。想定される参加回数は、「1~2回」が55%で最も多く、「3~4回」が27%で5回以上の人も10%いた。

忘年会に参加する人に「誰と忘年会をするか」と聞いたところ、「職場(部課等)」が47%、「ボランティア・趣味・同窓会などの仕事以外の関係者」が43%、「職場の有志」が32%、「飲み友達(酒場での知り合い)」が32%、「取引相手(接待含む)」が11%となった。

参加忘年会と職場の関係

忘年会の平均的な参加費は「4,000~5,000円」が41%と多く、「6,000円以上」と答えた人も11%いた。

職場の忘年会の場合に費用は「全額会社負担」という回答が14%、「一部会社負担」が10%、「上司が多く負担」が16%で「会費ですべてまかなう」という回答は49%となった。

二次会は「事前に設定する」が13%、「雰囲気で実施する」が44%で、二次会まで実施するという人が主流となった。

職場の忘年会については、「楽しくない飲み会はいらない。楽しい雰囲気なら大歓迎」(30代女性)、「ほろ酔いだと回りの人と話しながらいろいろな反省や、あらためて考え直す事がよくできる」(30代男性)、「酒好きなので、区切りとして実施は歓迎ですが、若い人は必要無いという意見が毎年増えています」(30代女性)、「こういう機会でもないと部課単位では飲めないので大切な機会です」(50代男性)、「二次会でカラオケボックスに流れるが、そこはすぐに帰るようにしている」(50代男性)といった声があった。