フューチャーアーキテクトは12月12日、システム開発案件におけるコスト・期間・工数の妥当性やリスク評価を第三者の立場から検証する「開発コスト・リスク第三者評価サービス」を発表した。提供は既に開始している。

システム開発案件において、開発費の初期の工数見積は、安全・確実を志向するため過大になり、期間の見積は、期日設定に間に合わせるために、過小になる傾向があるという。また、開発費の見積は事業者に依存しているため、システム開発規模に対して必要とされる期間や工数の妥当性を顧客自身で評価・検証することは非常に困難だとしている。

今回提供する「開発コスト・リスク第三者評価サービス」は、フューチャーアーキテクトがこれまでに経験した数多くのシステム開発案件における期間や工数の実績値をベースに検証手法を体系化し、顧客がコスト・期間・工数の妥当性を評価・検証できるよう支援するサービス。実績データにもとづき第三者の立場から客観的に評価するだけでなく、顧客自ら事業者と交渉できるようサポートする。

同社ではこれまでも、IT製品(ハードウェア・ソフトウェア)のコストを可視化・適正化するための支援サービスを提供してきた。今回、検証の対象範囲を開発費まで拡げ、その適正化はもとよりプロジェクトリスクの最小化までを支援するという。