岩手県大槌町の復興まちづくり大槌では現在、大槌町の特産品である「新巻鮭」のさまざまな作り手から生みだされるオリジナルの味わいを1度に楽しめる、「三陸大槌新巻鮭 利き鮭ギフトセット」を展開。2011年3月の東日本大震災からの復興で本格再建を果たした、水産加工団地内の水産加工事業者6者による初のコラボ商品となる。

「三陸大槌新巻鮭 利き鮭ギフトセット」(税込4,500円/クール便での送料込み)

東日本大震災で甚大な被害を受けた大槌町では、町内全ての水産加工工場が被災した。被災事業者の多くは大槌漁港近くの仮設プレハブ工場で細々と事業を営んできたが、2016年、水産加工団地として新たに整備されたエリアに本設工場を建設し本格再建を果たした。今回、同団地内の水産加工事業者6者(あさひ堂、越田鮮魚店、潮風堂、小豆嶋漁業、たかのり海産、中里鮮魚店)が、自慢の新巻鮭をそれぞれ展開している。

新巻鮭は、江戸時代初期に南部藩大槌城主・大槌孫八郎が大槌に遡上する鮭を塩蔵加工し、長期保存を可能にして江戸に送ったのが始まりと言われている。"南部鼻曲がり鮭"として評判を博し、江戸の大消費地で重宝された歴史がある。

大槌町を始めとした三陸海岸地域では冬を迎えるこの時期、古くから伝わる製法で各家庭でも製造されてきたが、時の経過とともに塩蔵方法や乾燥時間等、作り手により工夫が施され、新巻鮭の味わいや風味もバラエティーに富んだものとなっているという。そんな、「大槌の伝統の味と、それに向き合う匠たちの魂が込められた新巻鮭を全国にお届けしたい」という思いで、今回の商品は企画された。

「三陸大槌新巻鮭 利き鮭ギフトセット」は税込4,500円(クール便での送料込み)。通信販売のみで、500セット限定となる。申込期間は2017年1月10日だが、なくなり次第、申し込みを終了する。商品は12月10日より順次発送していく。申し込み方法など、詳細は復興まちづくり大槌のWEBを参照。