東武鉄道、西武鉄道、東京メトロ、東京急行電鉄、横浜高速鉄道は8日、初日の出の時間帯に合わせた東武東上線・西武池袋線から横浜方面への臨時電車「みなと横浜 初日の出号」を1月1日早朝に運転すると発表した。東武鉄道と西武鉄道は大みそか・元日を含む年末年始の列車運行についても発表している。

1月1日早朝の「みなと横浜 初日の出号」は東急電鉄5050系4000番台で運転

埼玉県西部と横浜方面を乗換えなしで移動できる5社相互直通運転の利便性を生かし、2014年元旦から毎年、横浜ベイエリアでの初日の出を楽しめる臨時電車が運転されている。2017年は1月1日早朝に東武東上線森林公園駅から1本、西武池袋線小手指駅から1本を設定。ともに東急電鉄5050系4000番台を使用し、元町・中華街駅まで運転される。

西武池袋線からの臨時電車は小手指駅を3時58分に発車し、西武池袋線・西武有楽町線内は快速、東京メトロ副都心線内は急行、東急東横線・みなとみらい線内は特急で運転。初日の出スポットである大さん橋への最寄り駅、みなとみらい線日本大通り駅にも臨時停車し、終点の元町・中華街駅には5時29分に到着する。

東武東上線からの臨時電車は森林公園駅を3時50分に発車した後、和光市駅まで各駅に停車。東京メトロ副都心線・東急東横線・みなとみらい線内は急行で運転され、元町・中華街駅には5時55分に到着(武蔵小杉駅から通常ダイヤの急行と同一時刻で運転)する。

東武東上線・西武池袋線・西武新宿線、大みそかの終夜運転なし

東武鉄道と西武鉄道は年末年始の列車運行についても発表している。両社ともに12月30日から1月3日まで土休日ダイヤで運転。東武東上線と西武線(池袋線・新宿線など全線)については、大みそか深夜から元日早朝にかけての終夜運転は行わず、大みそかの終列車繰下げ・元日早朝の初列車繰上げを実施する。

東武東上線では12月31日深夜、池袋駅1時9分発の下り志木行、東京メトロ副都心線から直通し、和光市駅を1時18分に発車する下り志木行を運転。川越市駅0時13分発の上り池袋行(小川町発川越市行普通を池袋駅まで延長)、志木駅0時31分発・0時52分発の上り池袋行も設定し、終列車の時刻を繰り下げる。

1月1日早朝は森林公園駅3時50分発「みなと横浜 初日の出号」に加え、志木駅3時48分発の上り池袋行、池袋駅4時5分発の下り川越市行、同駅4時25分発の下り小川町行(志木発小川町行普通を池袋駅始発に変更)を設定。初列車の時刻を繰り上げる。

東武東上線、西武池袋線は大みそか深夜の終列車繰下げ・初列車繰上げを実施

西武池袋線では12月31日深夜、池袋駅0時18分発の下り小手指行を飯能行、池袋駅0時35分発の下り保谷行を小手指行に変更し、保谷駅からの下り終電車の時刻を繰り下げる。1月1日早朝は、小手指駅3時58分発「みなと横浜 初日の出号」の他に保谷駅4時12分発の上り池袋行も運転され、練馬駅で「みなと横浜 初日の出号」に接続するとのこと。池袋駅4時39分発の下り小手指行も運転され、池袋駅からの初電車を約20分繰り上げる。

西武新宿線では12月31日深夜、西武新宿駅0時7分発の下り新所沢行を本川越行、西武新宿駅0時30分発の下り上石神井行を新所沢行に変更。拝島線小平~拝島間、国分寺線国分寺~東村山間も12月31日深夜の終電車の後に上下各1本ずつ設定(拝島線は小平駅、国分寺線は東村山駅で西武新宿線からの下り電車と接続)し、終電車の時刻を繰り下げる。