fossBytesに12月6日(米国時間)に掲載された記事「How Your Computer Displays Correct Time When Turned On After Years?」が、電源を切った状態でもPCが数年に渡って時刻情報を保持している仕組みを紹介した。PCではバッテリーで駆動するRTCチップまたはCMOSチップが、また、Macではバッテリーで動作するPRAMチップが時刻情報を保持しているとしている。

記事では1年ほど使っていなかったデスクトップPCを起動したところ、時刻情報が正確に表示されていたことに驚いたという説明から始まっている。さらに、インターネットに接続していない状態でそうだったことにも言及しているが、これはネットワークを介した時刻同期サービスによって時刻が調整されたものではないことを指している。

デスクトップタイプのPCで使われているマザーボードにはリチウムイオン電池が搭載されており、この電源でチップが時刻情報を保持している。ただし、これらの時刻情報はそれほど正確なものではなく、長期にわたると徐々にずれることがある。時刻を正確に保ち続けるには、NTPなどを通じて同期を実施する必要がある。