仏Schneider Electric(シュナイダーエレクトリック)は11月29日(現地時間)、ビル/電力グリッド/工場・プラント/データセンターにIoT対応ソリューションを提供するための「EcoStruxure」(エコストラクチャ)アーキテクチャ及びプラットフォームを発表した。

EcoStruxureでは、「つながる製品」「エッジコントロール」「アプリケーション・アナリティクス・サービス」の 3つの中核層を相互に連携させるという。

第1の層である「つながる製品」は、同社の中核技術により、センサーや配電盤、アクチュエーターなどにインテリジェンスを埋め込み可能になりネットワークに接続可能になったという。

第2の層である「エッジコントロール」は、組織のニーズに基づいてオンプレミス及びクラウドから運用を管理する重要な能力を、組織に提供するという。

これには、リモート・アクセスや高度なオートメーション、オペレーター・オーバーライドの機能を備える制御プラットフォームを含むとのこと。

特に、ミッション・クリティカルなアプリケーション向けのメリットを最大化するための、ローカル制御とファイアウォール保護も含むとしている。

第3の層である「アプリケーション・アナリティクス・サービス」については、同社は近年のInvensysやTelvent、Summit Energyの買収により、ソフトウェア/アナリティクス/サービスの分野における研究開発と製品開発を強化したという。 EcoStruxureは、オープンなIPプロトコル上で、ベンダーに依存せず、多様なハードウェアやシステム、制御環境での稼働を実現するとのことだ。