俳優・山崎育三郎が8日、東京・日生劇場で行われたミュージカル『プリシラ』の初日囲み取材及び公開ゲネプロに、ユナク(超新星)、古屋敬多(Lead)、陣内孝則、演出の宮本亜門とともに登場した。

左から古屋敬多、陣内孝則、山崎育三郎、ユナク

同作は3人のドラァグクイーンがバス「プリシラ号」で繰り広げる珍道中を描いた1994年の映画をもとに、2006年にミュージカル化。マドンナやドナ・サマーなどのヒット曲に合わせて、豪華な衣装で歌って踊る内容が話題となった。今回が日本初上陸となり、宮本が演出を務める。

劇中では約20着もの衣装を着こなし、歌と踊りの華やかなステージを届けた山崎。「役柄的には男なのか女なのかちょっと迷っている、複雑な役なんですけど、ドラァグクイーンの衣装を着た時は、他の人に負けないくらい華やかに」と語り、「自然とそういう気持ちになります」と明かした。

ホットパンツやレオタードの衣装で美脚を披露したため、山崎は出演者陣に「お風呂場で、みんな剃りましたよね」と話しかけた。古屋が「この辺は見せられない……」と言いながら剃って2日目のワキを見せると、ユナクが「ちょっと気持ち悪いからやめて」とつっこみ、陣内が「この子剛毛なのよ」と役柄のままに女性言葉で暴露していた。

また、ユナクが「死ぬまでに絶対着ない衣装ばかりなので、楽しいんじゃないかなと思います」と語ると、陣内が「どこかでチェンジする瞬間があるかも!」と話しかけ、ユナクは「また着る!?」と驚きの表情に。陣内は「芸能界、そういう方多いでしょう。私、自信持てなくなってきた。今、踏みとどまってる感じ」と明かした。

普段はヒップホップを踊るという古屋は、今回のダンスについて「ボディラインを見せるとか、腰をあげたほうがいいとか」と、セクシーさを意識したという。「歩き方もここ(股間)をアピールしたほうがいいとか、勉強になりました」と具体的に説明した。

最後に山崎は「2016年を締めくくる、最高のエンタテインメントを体感していただきたいと思います」とアピール。5人で円陣を組み、「行くわよ!」「それそれー!!」と掛け声で締めたものの、作品には特に関係ないと明かし、笑いを誘っていた。

公演は12月8日から12月29日まで日生劇場。ユナクと古屋はWキャストでの登場となる。