KDDIは12月8日、ビッグローブの全株式を、日本産業パートナーズが管理・運営・情報提供等を行う日本産業第四号投資事業有限責任組合などから取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。

2017年1月末を目途に、総額約800億円で取得し、完全子会社化する予定だという。

ビッグローブは、インターネット接続サービスを展開しており、2016年9月末時点で、200万人超の会員がいる。

ビッグローブはもともとNECが1996年にインターネットサービスプロバイダ事業「BIGLOBE」を開始したことが始まり。2006年にNECビッグローブ社を設立して分離独立し、その後、2014年3月末に株式がNECから日本産業パートナーズに譲渡されている。

今回の子会社化により、KDDIとビッグローブは、それぞれの顧客基盤・事業ノウハウなどを活用することで、通信領域のみならず、決済、物販事業など非通信領域においても両社のシナジーによる事業拡大を図るという。