TIOBE Softwareから、2016年12月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2016年12月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 17.856%
2 C 8.726%
3 C++ 5.335%
4 Python 4.239%
5 Visual Basic .NET 3.302%
6 C# 3.171%
7 PHP 2.919%
8 JavaScript 2.862%
9 Assembly language 2.539%
10 Perl 2.338%
11 Objective-C 2.325%
12 Ruby 2.147%
13 Swift 2.134%
14 Visual Basic 1.967%
15 Delphi/Object Pascal 1.950%
16 Go 1.939%
17 R 1.826%
18 MATLAB 1.818%
19 Groovy 1.786%
20 PL/SQL 1.495%

12月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

12月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

同ランキングにおいて、長年にわたり、Javaに続き2位、時にはJavaを抜いて1位にあったC言語の下落が止まらない状況が続いている。2015年後半からC言語の急激なポイント下落が始まり、現在もなお下落が続いている。12月には8.7%ほどまで落ち、3位のC++や4位のPythonとの順位の入れ替わりも見えてきた。同様の傾向が続いた場合、2017年中には2位の座がほかのプログラミング言語に入れ替わる可能性が高い。

TIOBE Softwareはこの動向の原因は不明としつつ、モバイルアプリ開発やWebアプリケーション開発で採用されるようなプログラミング言語ではないことや、すでに大きな変化が伴わないプログラミング言語であること、利用や開発を推し進める企業の不在などが背後にあるではないかと指摘している。