テクマトリックスは12月6日、米Lattixが開発したアーキテクチャ分析ツール「Lattix」の最新日本語版である「Lattix 10」を販売開始した。

Lattixは、ソフトウェアの構造と依存関係をDSM(Dependency Structure Matrix)を使って可視化するツールとして、自動車・複合機・デジタルカメラ・カーナビなどの製造業のほか、医療機器や金融といった多様な業界で導入しているという。

新製品は、ソフトウェア構造に関する問題を検出するアーキテクチャ・チェッカー機能を強化し、チェック可能な項目を多数追加したとのこと。

.NET Javaにおけるチェッカー画面

また、Webブラウザで同製品の分析結果を閲覧できる「Lattix Web」の機能を強化し、蓄積した分析結果や各種レポートを参照可能としており、プロジェクト・メンバー間の情報共有が容易になるという。

Lattix Webのユーザー・インタフェース

さらに、動作環境としてWindows 10に正式対応したほか、C++ 11/C++ 14/Java 1.8のコードの解析に対応。今後、同社は新製品をはじめとする解析ツールを用いて、ソフトウェア・ライフサイクル全般におけるソフトウェアの構造変化を継続的に検証するソリューションや、ソフトウェアに潜む構造上のリスクを客観的に評価する「ソフトウェア分析レポート作成サービス」を展開していく。