日本オプロは12月7日、コクヨと協業し、帳票の生成と配信をワンストップで行うクラウドサービス「伝票@Tovas」の機能拡張を12月13日に実施すると発表した。

これにより、Salesforceなどクラウド上の業務システムからデータを直接取り込み、請求書や注文書といった帳票を生成し、取引先への送付までを自動的に行うことが可能になる。

伝票@Tovasは、CSVデータをアップロードするだけで、あらかじめ設定された書式のPDF帳票を生成し、FAXや電子ファイル、郵送による取引先への送付までをワンストップで行うクラウドサービス。近年、企業の業務システムがSalesforceをはじめとするクラウドサービスへと移行する中で、これらのサービス上のデータを伝票@Tovasに直接取り込みたい、という顧客からのニーズが高まっていたという。

今回、日本オプロが提供するクラウドサービス「OPROARTS Prime」のクラウド連携機能「D3Worker」と連携し、伝票@Tovasの機能拡張を実施した。D3Workerは、複数のプラットフォーム上のデータを取得し、仕分けや変換などの処理を行い、各種クラウドサービスへと受け渡すツール。これにより、ユーザーは業務システムの改修や手作業でのデータ整形作業を行うことなく、取引先向け帳票の自動発行が可能になる。

伝票@Tovas、およびD3Workerの機能はすべてクラウドサービスとして提供されるため、サーバなどの機器類は不要。帳票ツール/配信システムは導入したいが、初期費用は抑えたい」「システム運用の負担を軽減したい」という課題を持つ、帳票の発行数が毎月数100通から数1000通程度の企業に適したサービスだという。