JR東日本は6日、E26系「カシオペア」車両による旅行会社ツアー専用団体臨時列車の今後の運転計画を発表した。2017年1・2月はおもに上野発札幌行・札幌発上野行を設定。2017年2月26日の札幌発上野行をもって、E26系の北海道内の運転は終了となる。

今夏に続き、この冬も「カシオペア」車両が北海道へ

寝台特急「カシオペア」で活躍したE26系客車を使用した旅行会社ツアー専用列車は、2016年6月から東日本エリアを中心に「カシオペアクルーズ」「カシオペア紀行」として運行されている。6~8月は北海道にも乗り入れ、函館本線・室蘭本線・千歳線経由で札幌駅まで運転された。2017年1・2月は再び「カシオペア」車両が北海道へ直通することになり、上野~札幌間乗車を組み込んだ旅行商品が各旅行会社から発売される。

下りの時刻は上野駅16時20分発・札幌駅翌日11時15分着、上りの時刻は札幌駅16時38分発・上野駅翌日11時52分着。1月1日に上野発札幌行、1月2日に札幌発上野行が運行され、その後は毎週土曜日に上野発札幌行、日曜日に札幌発上野行が運行される。販売(企画・実施)旅行会社はびゅうトラベルサービス、クラブツーリズム、日本旅行、JTB、阪急交通社など。これらの他に、2月8日には「カシオペア紀行 冬のごほうび号」が上野駅16時20分頃発・盛岡駅翌日5時45分頃着で運行される。

「カシオペア」車両による北海道への運行は2月25~26日の上野発札幌行、2月26~27日の札幌発上野行をもって終了。ともにびゅうトラベルサービスが企画・実施し、「カシオペア紀行 白銀の大雪原を走る『SL冬の湿原号』と流氷観光砕氷船」(往路は航空機利用、復路は2月26日札幌発「カシオペア紀行」に乗車)をはじめ、冬の北海道を満喫する商品が発売される。北海道への最終運転を組み込んだ旅行商品は首都圏・新潟・長野エリアのおもな駅のびゅうプラザ、インターネット予約サイト「日本の旅、鉄道の旅」などで12月20日から受付開始し、受付期間は1月9日までとなっている。

なお、2月末をもって北海道内での運転を終了した後も、引き続き東日本エリア内で「カシオペア」車両を使用した列車の運転を行うとのこと。