2017年2月18日(土)の公開予定となっている『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』。その作中に登場する初のAR(拡張現実)アイドルとして人気を博す《歌姫》ユナ役を神田沙也加が担当することが明らかとなった。

神田沙也加は、ディズニー作品『アナと雪の女王』で王女・アナ役の日本語吹替えを好演したことで注目を集め、2015年には第9回声優アワード主演女優賞を受賞している。今回のオファーに対し神田は、「これだけ人気のある作品にプロフェッショナルの声優さんの中でやらせて頂くということは、ゲストキャラであってもきちんとやらないと、と身を引き締めました」とコメント。また、作中で披露する劇中歌の作曲を、本作の劇伴を担当する梶浦由記をはじめとする作家陣が手がけることも明らかにされ、こちらも大きな期待が高まる。

さらに、 謎の青年剣士・エイジ役を井上芳雄、ARデバイス《オーグマー》開発者の重村教授役を鹿賀丈史がそれぞれ演じることもあわせて発表された。

■ユナ cv. 神田沙也加
劇場版での新キャラクター。作品内では初のAR(拡張現実)アイドルとして人気を博す《歌姫》。今回登場するARゲーム《オーディナル・スケール》の各ステージにて彼女が登場し、遭遇すると特殊な効果を得ることができる。

■エイジ cv. 井上芳雄
劇中で、キリトたちの前に現れる謎の青年剣士。《オーディナル・スケール》内で高いランクを誇っている。

■重村教授 cv. 鹿賀丈史
AR(拡張現実)デバイス《オーグマー》の開発者であり、日本における非侵襲式(生体を傷つけない)ブレイン・マシン・インタフェース研究の第一人者。東都工業大学電気電子工学科教授。先鋭的すぎる研究スタイルから、電気生理学界では異端扱いされている。

ユナ

エイジ

重村教授

劇場版オリジナルヒロイン、ARアイドル・ユナ役を神田沙也加が担当

――ユナというキャラクターについて

私が演じたのはユナというARアイドルの《歌姫》で、劇中で5曲も歌わせて頂きました。小悪魔っぽい可愛らしさもある役柄でキャラクタービジュアルも可愛くて、決まった時はすごく嬉しかったです。

――アフレコを終えた感想について

『ソードアート・オンライン』はすごく人気のあるシリーズなので、その中の世界に入れることが嬉しかったです。実際の生活でアイドルになったことがないので、映画の中でアイドルのキャラクターを存分に楽しませて頂きました。今まで『ソードアート・オンライン』を作ってこられた、監督をはじめとするクリエーターの方々やスタッフの皆さんにご意見を頂きながら演じさせて頂きました。

――声優業について

声優として全然まだまだなのですが、これだけ人気のある作品にプロフェッショナルの声優さんの中でやらせて頂くということは、ゲストキャラクターであってもきちんとやらないと、と身を引き締めました。バラエティに富んだ曲を歌わせて頂いたので、映画の中で聞いて頂きたいです。

――『ソードアート・オンライン』の魅力について

『ソードアート・オンライン』は仮想現実での冒険と現実世界での実生活の両方が描かれたアニメです。今、ARのゲームが実際にとても流行っているなか、今回のゲームのシステムは本当にそういう時代が来そうな感じのものになっていて、本当にやってみたいなと思いました。

――アフレコに挑むにあたって

ユナはARアイドルですが、いろいろな種類の歌を歌ったので、誰か特定の三次元の方を参考にしたということではなく、私が私にしか出来ないユナを追求しました。

謎の青年剣士・エイジ役を井上芳雄が担当

――アフレコを終えての感想

マイクを前に入れ代わり立ち代わり入っていくのが、舞台でのお芝居とはまたひと味違い、驚きの連続でした。アフレコでの演技は秒数で決まっているので、セリフを間違えず言うことと、感情を入れるタイミングを合わせるというのは職人技なんだと、自分で演じてみてそう思いました。監督に演技を相談させていただいたとき「エイジは余裕たっぷりで」と言われたのが印象に残っています。作品の中の1ピースとして、できれば何かいい影響を物語に与えられるような声の演技が出来ればと思いながらお芝居をさせていただきました。

――本作の見どころについて

ARやVRといった専門用語があり、最初はとっつきにくい印象を受けますが、本質的には人と人の感情がぶつかることでまた何か生まれて人が変化していく……そんな人間を描いたお話になっています。そこをぜひ観ていただければと思います。エイジはとても人間臭い素敵な人物です。彼の人生、彼の気持ちというのがしっかり画面に出るようにお芝居をさせていただいたので、ぜひ楽しみに劇場にお越しください。お待ちしております。

《オーグマー》の開発者・重村教授役を鹿賀丈史が担当

――アフレコを終えての感想

専門用語が多かったので、そこはいろいろ勉強させていただきました。やはりセリフで難しい単語などがでてくるときはすごく集中力がいるので、その部分が印象的と言いますか、注目している部分です。

――本作の見どころについて

この作品に参加して最新のアニメーションはこんなにすごいのかと驚きました。見どころはお話やキャラクターなど、観る方によって注目される部分があると思いますので、ご覧になったみなさんがそれぞれに感じていただければうれしいです。また『SAO』の新しい一作ができました。おもしろい作品になっていますので、ぜひ期待感を込めて劇場に足を運んでいただけたら思います。

『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』は、2017年2月18日(土)より全国ロードショー。各詳細は公式サイトにて。

(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project