ブラジルの航空機メーカーであるエンブラエルは現地時間の12月1日、現在開発を進めているE2プログラムに関して、E175-E2の運航開始を2020年から2021年予定に変更することを発表した。

E175-E2

同社は今回の変更理由として、北米市場において現行のE175ジェットへのニーズが高いこと、また、米国の大手航空会社とパイロット組合とが最大離陸重量について、現行の76席規模を維持することで合意したためとしている。この交渉は、次回は2019年に予定されており、エンブラエルもその交渉を受けて検討するとしている。

今回の変更はE175-E2のみであり、ほかは予定通り、E190-E2は2018年第1四半期、E195-E2は2019年に運行開始を見据えている。なお、型式証明の取得自体は順調に進んでいるという。

E190 E2は確定が82機・オプションが95機、E195 E2は確定が90機・オプションが80機、E175 E2は確定が100機・オプションが100機で、E2プログラム全体では確定が272機・オプションが275機を受注している。