ルノー・日産アライアンスは11月29日、「女性のための経済・社会フォーラム2016(Women's Forum 2016)」の開幕にあわせ、男女平等への取り組みに関するリリースを発表した。

日産、17年までに女性管理職率をグローバル全体で14%に引き上げへ

女性管理職率の引き上げを目指す

日産における女性管理職率は9.1%で、前年度の8.2%から0.9%増加。従業員1,000名以上を有する日本の製造業の平均値(3.7%)に比べると高い水準(2015年厚生労働省統計)となっている。

また、上級管理職に占める女性の割合は7.0%で、2008年の2.0%から3倍以上増加した。2016年4月時点で、グローバル全体の女性管理職率は13.0%となっており、2008年の7.0%から6.0%増加した。2017年までに、女性管理職の割合をグローバル全体で14.0%まで引き上げることを目指すという。

ルノーは、グローバル全体での女性従業員の割合が2015年に18.8%となり、2000年の10.0%から大幅に増加。女性の上級役員の割合においても、エグゼクティブコミッティメンバー12名のうち3名が女性(2015年は11名中2名)となった。

ルノー・日産アライアンスの会長兼CEOのカルロス ゴーン氏は「男女平等に向けたアライアンスの取り組みは、世界中から優秀な人財の獲得を促し、アライアンスの事業競争力を向上させます。アライアンスの全職位における男女平等の実現に向けて、重要な段階に来ています。自動車業界における女性管理職比率が最も高い企業のひとつとして誇りに思う一方、私たちにはさらなる取り組みが必要です。男女平等に向けて引き続き全力で取り組んでいきます」とコメントしている。