IDTはこのほど、LVDS デュアルチャネル ファンアウト バッファ4製品を発表した。

今回発表した4製品は、独立した2つのバッファ チャネルを有し、最大で8つの低スキュー出力を提供する。また、チャネル間の効果的なアイソレーションにより、ノイズの影響を最小限にとどめるほか、伝搬遅延などのAC特性はチャネル間で最適化されている。

さらに、新製品はそれぞれが同期を維持しつつバッファリングするために2つの異なる信号入力に対応。1つのチャネルをクロックに使用し、もう1つを同期信号やデータに使用すると、たとえばJESD204B アプリケーションのデバイスクロックとシステムのSYSREF信号の分配に適用できる。

IDTは新製品について「システムのタイミング分配に関して、RF設計者は最適な信号対雑音比を得るために省電力性能を犠牲にする必要がなくなりました。これらの新しいデバイスは、1.8Vの低電源で優れたAC特性を示し、設計者が最適な信号対雑音性能を維持するのを支援し、低電力消費と低い熱放散を実現します」とコメントしている。