スリーエム ジャパンは12月1日、「眠くなる会議」の実態に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2016年10月4~5日、有効回答は会議への参加経験がある25~45歳の正社員及び契約・派遣社員644人。

会議で眠くなった経験がある人は約8割

参加した会議で眠くなった経験があるか尋ねると、77.5%が「眠くなった経験がある」と答え、「ない」は22.5%にとどまった。

眠くなる理由としては、「目的がはっきりせず、ゴールが見えない」(男性/営業・営業企画)、「決定権のある人物がいないため、具体的なことが決まらない」(女性/広報・宣伝)などの声が寄せられた。また「トップの話を聞くだけの会議は眠くなる」(男性/人事・総務・法務)という意見もあり、同社は「参加者がアクションを起こせないことも要因の一つ」と推測している。

この人がいたら会議中も眠くならないと思うTV番組司会者を聞いたところ1位には明石家さんまさんが選ばれた。回答者からは「一人一人の意見に対し、面白く返してくれそう」(女性/事務)、「堅苦しくつまらない内容でも面白くなりそう」(男性/技術系)、「平等に話を振り、場を盛り上げたり和ませたりすることができる」(男性/営業・営業企画)など公平な気遣いに対する評価が高かった。

以下、2位は上田晋也さん(くりぃむしちゅー)、3位は同ポイントで宮根誠司さんと古館伊知郎さん、5位はタモリさん、6位は中居正広さん(SMAP)、7位は池上彰さん、8位にはマツコ・デラックスさんとなった。

会議を仕切ってほしい芸能人ランキング

「眠くなった会議」「眠くならなかった会議」のそれぞれにおいて、「発言した」と答えた割合(計)は、眠くなった会議では50.0%にとどまったのに対し、眠くならなかった会議では86.1%に上った。

会議で積極的に発言できない理由は、「自分は発言する立場ではない」が44.0%で最多。以下、「言いにくい環境や雰囲気がある」が37.8%、「発言するタイミングがわからない」が18.5%と続いた。

自由回答では「そもそも発言機会が設けられない」(男性/営業・営業企画)、「出る杭は打たれる。役職ある人間のみ、発言は許される」(女性/技術系)、「見当違いのことを言うと恥ずかしい」(男性/技術系)、「上司に『それは違う』と言われそうで怖い」(男性/工場内作業)、「派遣社員だから」(女性/財務・会計・経理)といったコメントが集まった。