ラックは12月2日、クラウドに対応したセキュリティ監視サービスを提供するため、自社が運営するセキュリティ監視センターJSOC(ジェイソック:Japan Security Operation Center)のマネージド・セキュリティ・サービス(MSS)において、パロアルトネットワークスがクラウド環境用として提供するセキュリティ製品「VM-Series for Amazon Web Services(AWS)」の監視運用サービスの提供を開始した。

VM-Series for AWSで強化された「MSS 次世代ファイアウォール監視・運用サービス」のサービス提供イメージ

JSOCは、2013年4月よりパロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールのHWアプライアンス型製品向けセキュリティ監視運用サービスを提供している。次世代ファイアウォールは多くのセキュリティ機能が統合動作することにより、多種多様な警告情報が出力されるが、これらの分析には専門的な知識と経験が必要とされることから、JSOCは次世代ファイアウォールの機能を活用してもらうための技術支援を行っている。

クラウド化の進展に伴い、パロアルトネットワークスはAWSのクラウド環境におけるセキュリティ保護が可能なVM-Series for AWSを販売しているが、国内においては同製品を利用する企業に対して、きめ細やかな警告情報の分析や24時間365日のセキュリティ監視運用サービスが提供されていなかったという。

今回、JSOCは従来型のHWアプライアンス型製品と同様に、AWS版に対してもセキュリティ監視運用サービスを提供することで、クラウド環境を安全に活用することを支援していく。