日経BPコンサルティングは11月30日、「大学ブランド・イメージ調査 2016-2017 九州・沖縄・山口編」の結果を発表した。九州・沖縄・山口編の対象大学は主要55校、調査期間は2016年8月1~31日、有効回答はビジネスパーソン2,894人。

九州大学が10年連続1位を獲得

九州・沖縄・山口地方の主要大学における「大学ブランド力」ランキングの結果、九州大学(国立/大学ブランド力偏差値100.6ポイント)が初回から10年続けて1位を獲得した。

2位は昨年の5位から上昇した福岡大学(私立/同65.8ポイント)、3位は昨年と同順位の熊本大学(国立/同65.1ポイント)、4位は昨年2位から順位を下げた西南学院大学(私立/61.1ポイント)、5位は調査開始以降初めてトップ10入りした九州産業大学(私立/60.0ポイント)となった。

大学種別にみると、国立大学1位は九州大学、私立大学1位は福岡大学、公立大学1位は熊本県立大学(全体13位/同53.4ポイント)だった。

【九州・沖縄・山口編】大学ブランド力ランキング(ビジネスパーソンベース)TOP20

昨年からの「大学ブランド力」の上昇率をみると、九州大学が9.6ポイント伸びて1位。次いで九州産業大学(私立/6.9ポイント増)、沖縄国際大学(私立/5.9ポイント増)と続いた。

昨年度調査からの上昇ランキング

大学に関する49項目のイメージについて、それぞれの大学の得票率をみたところ、九州産業大学(私立)が「自由闊達である」「柔軟性がある」「面白みがある」など4項目で1位に選ばれた。同大は、2016年4月に芸術学部再編、2017年4月に理工学部再編など、学部再編・新設に関する広報活動を積極的に行っているといい、「広報活動に力を入れている」でも1位を獲得した。

このほか、「個性的である」「語学に長けている」など5項目で立命館アジア太平洋大学(私立/全体9位)が1位を獲得した。

49項目別ランキング

同調査は、全国9地域455大学(医科大学、体育大学、短期大学などは除く)について、各大学の認知やイメージなど49項目を測定し、それらをまとめた大学ブランド力を算出してランキング化したもの。