トラストバンクは11月28日、ふるさと納税を地域活性に活用する自治体を表彰する「ふるさとチョイスアワード2016」を東京都内にて開催し、大賞に岩手県北上市を選出した。

「ふるさとチョイスアワード2016」結果発表

審査員と来場寄附者で大賞を決定

北上市の発表テーマは「地方の弱小事業者に夢を! ふるさと納税で全国デビューの入り口作り」。同市は2016年4月、ふるさと納税事業「きたかみチョイス」を立ち上げ、地域の小規模事業者の支援や地域の問題解決への取り組みを行ってきたことが高く評価されたという。

審査員特別賞には茨城県境町を選出。同町は2015年9月の関東・東北豪雨で被害を受けた際、全国からふるさと納税による支援を受けたことから、恩返しの意味を含め、熊本地震の本震発生日から同制度を活用した支援金の代理受付を行った。

ふるさとチョイスアワードは、全国の自治体がふるさと納税を活用して行う取り組みや寄附金の使い道、それに伴う地域の変化の中から、有識者と「ふるさとチョイス」スタッフが、ふるさと納税の本来の在り方を追求しながら、地域活性に確実につなげている事例を選んで表彰するもの。

2014年より開始し、過去2年間はWeb上でスタッフによる番付形式にて、全国の優良事例などを紹介していた。今回は初めて、有識者と寄附者が参加するリアルイベントとして開催し、当日のプレゼン内容を基に投票により大賞を決定した。来場寄附者は約70人、エントリー自治体数は61自治体、ノミネート自治体数は7自治体(同社スタッフにて一次選考)。