東京メトロは29日、メトロの車両内でインターネットが使用できる無料Wi-Fiサービスの開始を発表した。12月1日から、銀座線の車両内に順次導入する。車内Wi-Fiサービスの導入は東京メトロ車両で初。

「MetroFreeWi-Fi」「Japan Connected-free Wi-Fi」車内ステッカーイメージ

「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」車内ステッカーイメージ

同社は、すでに東京メトロ全駅の駅構内で、無料Wi-Fiサービスを提供済み。今回、車両内でのサービス向上のため、12月1日から銀座線の1編成でサービスを開始。2016年度末までに5編成の導入を進め、2020年度までに全編成の導入完了を目指す。

提供する車内無料Wi-Fiは、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォームが提供する「MetroFreeWi-Fi」および「Japan Connected-free Wi-Fi」、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供する「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」の3種類。

「MetroFreeWi-Fi」および「Japan Connected-free Wi-Fi」は、1回3時間の接続ができ、利用回数の制限はなし。SSID名称は「MetroFreeWi-Fi」で、認証アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」から初回登録後に利用できるほか、ブラウザ経由でも利用可能。

「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」では利用時間に制限はない。SSID名称は「Wi2」で、無料アプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」を通じて利用できる。

また、丸ノ内線、日比谷線では、新型車両の導入に合わせてサービスを開始する予定。このほかの路線も、導入に向け準備を進めていくという。今回発表された対象路線と導入時期は下記の通り。

●銀座線
* 対象車両:銀座線1000系車両(全40編成)
* 導入開始日:2016年12月1日
* 導入完了予定:2020年度

●丸ノ内線
* 対象車両:丸ノ内線新型車両(全53編成)
* 導入開始日:2018年度
* 導入完了予定:2022年度

●日比谷線
* 対象車両:日比谷線13000系車両(全44編成)
* 導入開始日:2016年度
* 導入完了予定:2020年度