視聴行動分析サービスを提供するニールセンは、同社の利用動向調査 「Nielsen Digital Consumer Database 2016(ニールセン デジタル・コンシューマー・データベース2016)」をもとにPC、スマートフォン、タブレットのデバイスごとの利用状況を発表した。

Nielsen Digital Consumer Database 2016は、デバイスとコンテンツの両面からその利用状況を調査するもので、2016年10月8日から9日にかけて日本全国の15歳以上の男女2,975人を対象に調査したもので、サンプル数はPC、従来型携帯電話、スマートフォン、タブレットのデバイスからインターネットの人口構成比によって割りつけられている。

パソコンでは1位が「必要な知識・情報を得るため」、2位が「新しい知識・情報や面白い情報を得るため」という情報収集関連、3位には「商品やサービスを購入するため」。スマートフォンでは「家族や友人・知人とコミュニケーションするため」、「写真や動画を撮るため」、「空いた時間を埋める」が上位。タブレットは、1位と3位に情報収集だが2位には「動画や映像、音楽、ゲームなどのエンタメを楽しむため」が入ってくる。同社では、この傾向は2014年から変わらず、各デバイスの利用目的の定着がうかがえる、としている。

各デバイスの利用目的TOP5 2016(同社Webサイトより)

また、購入に最も利用する機器は、パソコンが55%と1年前の61%から減少しスマートフォンが35%から41%へと増加。ショッピングにおいても、やはり若年層はスマートフォン利用率が高く、40代以上ではパソコン利用率が高い傾向にあるとしている。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの大手EC関連サービスとデバイスとの利用関連調査も発表しているがいずれも男性の7割がパソコンから利用しているのに対して、女性はスマートフォンがパソコンより若干高いという傾向見える。

サービス別パソコンとスマートフォンの使い分け状況2016(同社Webサイトより)