キャンドルウィックは、3歳から遊べる英国生まれのプログラミング玩具「キュベット(Cubetto)」を発売した。価格は2万9,600円(税別)。PRIMOオンラインストアなどで購入できる。

プログラミングおもちゃ「キュベット(Cubetto)」対象年齢は3歳~小学生低学年程度

同製品は、デジタルスクリーンを使わず、3歳の小さな子どもにもプログラミングを知るきっかけを提供する木製のロボット。文字の読み書きができるようになる前の子どもでも、手を使う楽しい遊びを通じて、コーディングの基礎、すなわち「目的達成のために問題を読み解き、物事を順序立てて論理的に考える力」を身につけていくことができるとしている。

問題解決のためには人と協力することが効果的であると知ることで、友だちと一緒に進める楽しさや、コミュニケーションに必要なスキルを身につけることにもつながるという。プログラミングは、2020年より小学校での必修教科として導入されることが決定しており、英語と並ぶ必須スキルとして注目されている。

基本のプレイセットには、木製のロボット、プログラミング用の木製ボード、カラフルなプログラミング用ブロック16個、イラストによるワールドマップと、学習意欲を刺激する要素に満ちたストーリーブック(日本語版)が入っている。

同製品は試作の段階から、Kickstarterにて子どもの教育とIT技術を融合させたEdTech(エドテック)プロジェクトとして、90ヶ国以上から記録的な額となる160万ドルを集めたほか、Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグの姉、ランディ・ザッカーバーグをはじめ、多くのIT・コンピューティング業界の著名人もキュベットの開発を支援している。さらに、子どもの自主性に基づいた教育を実践するモンテッソーリ教育の専門家から「子どもたちを楽しませ、満足させ、励ましてくれる製品」と評され、シカゴやメリーランド、フランス・リヨンでSTEM(科学、技術、工学、数学)プロジェクトの教材として採用されるなど、教育業界でも高く評価されているということだ。

なお、クリエイティブ・デザイン業界で権威のあるカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルでは2016年に幼児向け製品・おもちゃ・知育玩具部門で金賞を受賞、MoMAデザインミュージアムでも展示がされている。