ホンダ エアクラフト カンパニー(本社: 米国ノースカロライナ、HACI)は12月6日~8日、アラブ首長国連邦のドバイで開催されるビジネス航空ショー(Middle East Business Aviation Association、以下MEBAA)において、小型ビジネスジェット機「HondaJet」を展示することを発表。中東地域において、今回初めてHondaJetの実機を一般公開する。

中東で初めてHondaJetの実機を一般公開

HACIの藤野道格社長は、「MEBAAでHondaJetを初公開することを非常にうれしく思います。HondaJetの持つ高速性、快適性、操作性およびデザインは、中東各国の航空ファンをはじめ、多くの方にご注目いただいており、中東地域をHondaJetの将来有望な市場のひとつと位置づけています。また、HondaJetの航続距離はアラビア半島域内の飛行に適しており、この地域におけるHondaJetの利便性を実感できると思います。今回のMEBAAへの出展により、お客さまの声や市場性などを精査し、中東地域市場への参入のタイミングを見極めたいと思います」とコメントしている。

メキシコでは2016年3月にビジネス航空イベントで実機を公開し、その後、納入を開始した

HondaJetは、主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体などHondaの独自開発技術の採用により、クラス最高水準の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能および室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機。2015年12月に米国で納入が開始され、現在はカナダとメキシコを含む北米、欧州および中南米で12のディーラー拠点を介して販売されている。