今年3月に『週刊新潮』で不倫を報じられた作家の乙武洋匡氏(40)が、27日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)に出演し、9カ月ぶりにテレビ復帰を果たした。

乙武洋匡氏

過去に5人の女性との関係があったことを認めた乙武氏は、公式サイトで妻と共に謝罪文を掲載。今年9月には離婚が成立していた。同番組にはコメンテーターとしてたびたび出演していたが、この日はダウンタウン・松本人志(53)、司会の東野幸治(49)らが自宅を訪問。騒動後の生活や心境を語った。

最近は大学生との勉強会に備えて日本史の勉強をしたり、大学院の論文を書いたりと自宅にこもる毎日。「ある意味、謹慎生活。ずっとこもって」と自嘲しながら、「いろいろなことを考えさせられます。そんな中でいろいろな人のありがたさみたいなものをあらためて実感しています」と自らの過ちを重く受けとめている。

また、「私がしでかしたこと自体は、妻はずっと前から知っていたこと」「それ自体が2人の間で揉め事になることはなかった。世間様はいろいろ思うところはあるかもしれませんが」と不倫が黙認されていたことを告白。想像を超える騒動に発展したことから妻への大きな負担となり、子どもを守るためにも離婚を決意した。

3人の子どもとは約7カ月会っていない状態で、「一生会わさないと言われてるわけではないんですけど、まだちょっと……」。その理由の1つが、マスコミの張り込みがいまだに続いていること。最近も美容院に行った際に車で尾行された。小学3年生の長男には、「世間の人から怒られちゃった。お母さん以外の女の人と仲良くしていた」などと正直に事情を説明したという。

「自分が障害者であることで、下駄をはかせていただいていた部分があると思う」と振り返る乙武氏。「くそみそに叩かれて。プラマイゼロどころかマイナスからもう一回スタートしてどこまでやれるのかというのが私自身の真価が問われているところ」と現状を受けとめ、「本格的に復帰させていただく際は、"ゲスの極み乙武"としてがんばっていきたい」と最後は笑いを交えつつ意気込みを語った。