Q.妊娠中、買ってみたけど実はいらなかったものを教えてください

妊娠中に訪れる体調や生活環境の変化、あるいは出産後の赤ちゃんとの生活を踏まえて、必要になるだろうものをあらかじめ用意しておくのは大切なことだ。しかし、中には購入してみたものの「これ、実はいらなかったな」というアイテムもあるかもしれない。今回は、子どものいる既婚女性のマイナビニュース会員144名に「妊娠中、買ってみたけど実はいらなかったもの」について聞いてみた。

Q.妊娠中、買ってみたけど実はいらなかったものを教えてください。また、何故不要だったのかを教えて下さい
・「ブラジャー: 胸のサイズが大きくなると言われ、サイズが大きいブラを買ったら胸が大きくならなかった」(45歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「授乳用の専用の服: ケープで隠せばどんな服でも気にせず授乳できるし、その後利用のしようがないのでもったいない」(40歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「マタニティ用の服: ダサいから」(32歳/東京都/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「マタニティ下着: 普通の下着でも過ごせたから」(29歳/大阪府/人材派遣・人材紹介/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「妊婦用のパンツ: 100均とかの安いでかいパンツでも十分使えた」(39歳/岡山県/サービス/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「腹帯: 私は全然腰痛にならなかったので。買ったけど全然使わなかった」(28歳/大阪府/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「サラシの腹帯: 最初は喜んでつけていたけど、締め方が緩いとすぐ緩むし洗濯が面倒だった」(42歳/鹿児島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「腹を巻くサラシ: サラシは一人で腹に巻くのも大変で、上手く巻けなかったので不要でした」(52歳/山形県/フードビジネス/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「腹巻き: 早い段階で買ったので巻いてみるとゆるゆるで、臨月には暑くて使わずそのまま終わりました」(34歳/東京都/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「ベビー服: 季節が変わってサイズも合わなくなった」(54歳/愛知県/流通・チェーンストア/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「おくるみ: 産まれてすぐくらいに数回使っただけだった。正方形の形だから使いにくい」(36歳/滋賀県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ベビーシューズ: 小さくて可愛いから買ってしまうけど、実用的でなかった」(54歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ベビーチェア: 無くてもよかったです。歩行器で間に合いました」(55歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ベビーバス: 一緒にお風呂に入ってたから一度しか使わなかった」(38歳/佐賀県/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「ベビーベッド: 自分の横で寝かせたほうが夜間の授乳などに都合が良かった」(49歳/北海道/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/個人事業主・会社役員)
・「おむつ替えシート: うんちなどで汚れるときはチラシのほうがすぐに捨てられて便利だった」(38歳/埼玉県/農業協同組合/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「布おむつ: 紙おむつで十分」(51歳/東京都/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「育児書: 内容通りにはいかないので、途中から見るのをやめた」(47歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■総評
マイナビニュースの既婚女性会員に対して「妊娠中、買ってみたけど実はいらなかったもの」を聞いたところ、1位は「妊婦用下着・マタニティウエア」と「腹帯・さらしなど」で、ともに9.0%を集めた。3位は「ベビーウエア」と「ベビー用バス、サークル、ベッドなど」で各6.2%。5位は「おむつ類」と「書籍」で各9.0%。7位は「おんぶひも、だっこひも」が3.5%だった。「特にない」は、34.0%、その他は23.6%だった。

「妊娠中、買ってみたけど実はいらなかったもの」で、もっとも票を集めたのは、「妊婦用下着・マタニティウエア」となった。妊娠中のサイズの変化などを見越して購入したものの、普段使いのもので十分間に合ったという意見が多数寄せられた。そのほか、買ったはいいけれどデザインがかっこ悪かったり、出産が終わってしまった後は使いようがなかったりで、あえて購入するほどのことはない、とのコメントが見られた。

同じく1位の「腹帯・さらし」には、「必要と思い買ったが、働いていたので巻くのが面倒で、ガードルにした」「血行悪くなるから使わなかった」「夏で暑くて、とても使う気分になれなかった」など、使い勝手が悪かったり、思ったような効果が得られなかったりといった体験談が寄せられている。

3位の「ベビーウエア」は、赤ちゃんの成長が早くて、すぐに着られなくなってしまうという実態を反映した結果となった。同じく3位の「べビー用バス/サークル/ベッドなど」もまた、すぐに使えなくなってしまうアイテムとして名前が挙がった。こちらはサイズが大きくて場所を取り、値段も高価なものが多いため、「これ、要らなかったな……」感はより強いかもしれない。

5位「おむつ類」では「布おむつ」が不要だったという意見が目立った。最近の紙おむつは品質が優れており、使い捨てができるという利便性の高さも高評価に繋がっているようだ。同じく5位の「書籍」は、時代を反映してか「ネットで十分」との声や、「妊婦雑誌」について「初産婦の知りたい情報はたくさん載っているが、経産婦の知りたい情報はほとんど載っていなかったので、不要だったと感じた」とのコメントもあった。

7位の「おんぶひも、だっこひも」には、「意外に使う機会がなかった」や、「使いにくかった」との感想があった。

その他の回答としては、「母乳パッド: 大量に買ったけど途中から混合栄養になったので、不要になった」「葉酸サプリ: おいしくない」「鼻水吸う道具: 産まれてから必要があれば買えばよかった」「哺乳瓶とその関連商品(消毒用品とか): 完全母乳で子供も哺乳瓶の乳首を含むことすら嫌がったので一回も使いませんでした」「おしゃぶりを買ったけどなかなか吸わず、放置になってしまった。赤ちゃんによるのかもしれないと思った」「日記: つけなかった」「赤ちゃんと会話しがらできる聴診器みたいの。よく聞こえなかった」「妊娠線を予防するクリーム: 妊娠中には受け付けないにおいだったけど我慢して塗り続けた。にもかかわらず、妊娠線はたくさんできた」など、さまざまなアイテムが寄せられている。

初めての出産であれば勝手がわからず、転ばぬ先の杖とばかり、ついついいろいろなグッズを揃えてしまうのはよくありがちなこと。特に赤ちゃんのためのものならばと、多少値段が張ってもあれこれと購入したくなってしまうのは、無理かならぬことだろう。そこにおじいちゃん、おばあちゃんの孫フィーバーが加われば、瞬く間に部屋がベビーグッズであふれるという光景も目に浮かぶ。ただし、赤ちゃんはすぐに大きくなるし、その後もさまざまな場面でお金はかかる。ここはいろいろ買いたい気持ちをぐっとこらえて、長いスパンで本当に必要なものを吟味する、という姿勢が大切かもしれない。

調査時期: 2016年7月1日~2016年7月7日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 144人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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