電通総研は11月24日、「生活者が選ぶ話題・注目商品2016ランキング」を発表した。同社が毎年、その年の話題・注目商品の調査を通じて、時代の気分や消費の深層トレンドを分析しているもの。事前調査などで抽出した120の商品・サービスについて10月29日~31日、全国の15~69歳の男女2,000名を対象にインターネットでのアンケート調査を行い、「今年流行った・流行っている」をベースに作成された。

生活者が選ぶ話題・注目商品2016ランキング1位は、「ポケモンGO」に。「現実世界とポケモンというバーチャルな世界をスマートフォンを通じて融合し、まるで自分がゲームの世界に入り込んでいるような新しい体験を提供した」(同社解説より)。

ランキングベスト30は以下の通り。

1位 ポケモンGO
2位 『君の名は。』
3位 リオデジャネイロ・オリンピック/パラリンピック
4位 広島東洋カープ セ・リーグ優勝
5位 PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)/ピコ太郎
6位 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
7位 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
8位 『シン・ゴジラ』
9位 ハロウィン
10位 『真田丸』
11位 ふるさと納税
12位 YouTuber(ユー・チューバ―)
13位 Instagram(インスタグラム)
14位 ドローン
15位 ラグビー日本代表
16位 連続テレビ小説『あさが来た』『とと姉ちゃん』
17位 『おそ松さん』
18位 iPhone 7
19位 伊勢志摩サミット
20位 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
21位 モンスターストライク
22位 新型プリウス
23位 18歳選挙権
24位 格安スマホ/格安SIM
25位 スカーチョ/スカンツ
26位 インバウンド
27位 メルカリ(フリマアプリ)
28位 3Dプリンター
29位 北海道新幹線
30位 グリーンスムージー

同社ではこのランキングから、新しい消費トレンドとして「楽しみ方のダイバーシティーが加速」「明るいマニア化」「脳内ミックスド・リアリティー」「ミラクルチーム愛」「リバイバルのリバイタル」の5つがあると分析。「2016年は、生活者と消費の関係が一方通行から脱却し、双方向で進化する『コンテンツ・スタイリング』消費が進んだ年であると言えます。2017年は、コンテンツ化した商品やサービスがより一層、生活者の消費の奥深くまで入り込んでいきます。テクノロジーの進展がさらに新しい視点を生活者に提供することでしょう。そして、企業と生活者の新しい関係性は、ますます消費を発展させていくことでしょう」とコメントしている。

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