Nextremerは、プラスが11月24日~25日に開催する「PLUS Furniture Fair 2017」において、オフィスにおけるAI活用対話システムを展示することを発表した。

対話システム画面イメージ図

今回の展示では、デジタルサイネージに搭載されたAI活用の対話システムを用い、オフィスにおける人と人とのコミュニケーションにAIが介入することで、どのようなプラスの影響があるかを検証する。加えて、iBeaconによる展示会来場者の周遊状況のトラッキングを行い、来場者の各ゾーンにおける周遊時間や他者の位置情報などをデータ化。来場者の行動をグラフ等で可視化する為のデータを収集する。

対話システムでは、iBeaconのトラッキングデータに応じた対話展開を実施。来場者の行動データから、「○〇ゾーンに一番長くいたけど、そこが気に入りましたか?」、「一番気にいったゾーンは?」などの質問を来場者に対して投げかけ、その答えによってデータのグラフ表示や、気に入ったゾーンについての説明の対話を展開する。また、来場者自身が「〇〇について教えて」、「他の人が良く〇〇してるところはどこ?」など、システムに対して問いかけを行う事も可能となっている。

この実証実験の目的は、職場における幸福感の向上の重要性が注目されている中、オフィスなどにおける人と人とのコミュニケーションの間にAIが入ることで、オフィスのトータルデザインが可能になり、プラスの効果を生むのではないかという仮説の検証を行うことにある。なお、今後はシステムの利用状況などを通じてサービス内容を評価し、実用化等の検討を行っていくとのことだ。