フレームワークスWebサイト

大和ハウスグループのフレームワークスとデータセクションは、AIと物流業務のビッグデータと各種のオープンデータを活用した次世代型物流システムの構築を目指し共同研究を開始することを発表した。フレームワークスは、創業以来ロジスティックの領域に特化した開発を行っており、今回、AIに強みを持つデータセクションと共同で物流最適化事業に向けた研究開発を行う。

フレームワークスは大和ハウスグループの一員として収集・解析してきた物流センター管理システムを中心としたITサービスとコンサルティングを行っており、「Logistics Station iWMSシリーズ」などWMS・在庫管理ソリューションを展開。現在では「次世代ロジスティクスプラットフォーム(Connected Logistics)」を開発している。

中部経済新聞特設サイト「この記事、AI記者が書きました」

データセクションは、ソーシャルメディア分析や風評リスク対策などのソリューションに加えAI分野にも注力しており、中部経済新聞創立70年を記念した特設サイトにはAI記者による新聞記事の執筆への技術提供も行っている。特設サイトには同紙に載った700字前後の表現豊かな文章と制作協力者インタビューなども掲載されている。

物流業界においては、アマゾンなどECサイトの普及により、現場において多品種、小ロット、短期配送、厳しいコスト削減などが求められているという状況もある。今回の共同研究において、具体的には属人業務を排除した労働集約業務の効率化、ロボットへの業務移管など高効率、低コスト、短納期を可能とする次世代型物流システムの構築が挙げられている。

AIを使うことにより物流の「需給予測」を超えた、より精度の高い「需給見込」まで引き上げることを目指しており、最適な在庫配置、最適な人員配置、最適な配車、最適なラインコントロールを実現し低コスト、短納期でのサービス提供する次世代型物流システム構築を両社のメリットを活かして目指す。