JR西日本は酒酔いを原因とするホームからの転落件数が多くなる時期に合わせ、19日から「冬期のホーム事故防止キャンペーン」を展開する。今年もパラパラ漫画で有名な鉄拳さんの描きおろし作品を駅や車内ディスプレイなどで放映する。

アンケートに答えると抽選で当たる特製ペアグラス

キャンペーンで配布する啓発おしぼり

今年度の啓発活動は、酒を飲み過ぎた人や体調不良の人がホームを歩く際の危険性と、そのような人や体が不自由な人を見かけた際に互いに助け合うことをコンセプトとして実施される。

2017年2月28日まで、鉄拳さんが描いた啓発用パラパラ漫画を駅や車内で放映するほか、注意喚起ポスターの図柄にも採用。動画はJR西日本公式サイトでも公開され、年末にはテレビCMとしても放映される。パラパラ漫画を見てからウェブ上でホームの安全に関するアンケートに答えると、鉄拳さんの描いたイラストがデザインされたペアグラスなどが抽選で当たる。期間中、JR西日本グループの駅構内店舗の一部で合計10万個の啓発おしぼりを配付するという。

キャンペーンに際し、鉄拳さんは「去年に引き続きJR西日本をご利用されるお客様とそのご家族の愛をテーマに『プラットホームで助け合い』という物語を作りました。このパラパラ漫画がキッカケとなって、ひとりでも多くのお客様の命が守ることができることを祈っています」とのメッセージを寄せている。12月2日に三ノ宮駅で実施するホーム転落防止キャンペーンには、鉄拳さん本人が来場する。