イラストレーター・有田満弘氏が液タブで美麗イラスト - 注目はペン精度と液晶

11月17日にワコム東京支社で開催された「Wacom MobileStudio Pro」体験会イベントでは、イラストレーター・有田満弘氏を招いてのトークセッションが行われた。ここではそのトークの模様をお伝えする。

「Wacom MobileStudio Pro」体験会で行われたトークセッション

トークセッションに登場したのは、『ポケットモンスターズカードゲーム』のカードイラストや、『カルドセプト』『ファイナルファンタジーXI』などのイラストを手がけた人気イラストレーター・有田満弘氏と、ワコムとの共同企画「Drawing with Wacom」プロデューサーの梵天 代表・村上裕一氏、ワコム開発担当・稲田祐一氏の3名。今回は11月18日に発売した「Wacom MobileStudio Pro」を中心にトークが繰り広げられた。

左から村上氏、有田満弘氏、稲田祐一氏

有田満弘氏は「Wacom MobileStudio Pro」で作品を制作しており、発表会場で完成させた

トークは、まず「Wacom MobileStudio Pro」や「Wacom Cintiq Pro」に導入された「Wacom Pro Pen 2」の話題から。

これまですべてのワコム製品に触れてきたという有田氏は、従来の「プロペン」の4倍の精度と筆圧レベル(8,192レベル)、視差の軽減、傾き検知の向上などが特徴の「Wacom Pro Pen 2」を"推し"。

今回のWacom MobileStudio Proは、「前作までのセンサーで十分に思っていたが、今回実際に触ってみると明らかに違いがわかるぐらいの改良。具体的には追従性のよさや、ブラシで描いた時、太さの変化が以前よりもより紙で描くような感覚」と大絶賛した。

また、今回の「プロペン」改良について稲田氏は、「ペン自体の性能は、ここ数年向上していなかったので、ここで大きくジャンプしたいと考え2・3年をかけて開発を進めてきました」と開発経緯を説明した。

さらにレイテンシ(遅延)も改善され、「紙とペンから入った人には必ず感じる不自然さなので、遅延も極限まで縮め、従来の製品よりは、簡単に言うと半分ぐらいには改善しています」と機能向上をアピールした。

トークセッションの様子

セミナーなどで多くのワコム製品に触れてきた有田氏は、これまで同じ製品でもペンの使い勝手が異なることがあったという。稲田氏はこの点も新製品ではクリアしており、「ペンの感度を上げると同時に個体差のバラつきを徹底的に抑えているので、たとえ場所やペンが変わっても、同じように使えるようになりました」と自信を覗かせた。

このほか、有田氏は「Wacom MobileStudio Pro」の液晶にも注目。「特に16インチモデルは4K対応なので、Windows 10 スタートアップスクリーンに表示される画像は、写真を貼り付けたようで、きょう体との一体感が素晴らしい」と注目ポイントを挙げた。

また、「モバイルPCでペンも使える製品はよくあるが、薄くて軽いという携帯性の訴求が強い。個人的には自宅で使うことも考えると、『Wacom MobileStudio Pro 16』ぐらいの厚さと重さのほうが、ペンを使う際の安心感と安定感があってよい」と、新製品を評価した。

稲田氏は「ペン性能」とモバイル性をアピール

最後のあいさつで稲田氏は「ペンの性能向上と、モバイルでも自宅やスタジオで利用する製品と変わらないものという2つのコンセプトがありますので、ぜひ、これらを体験していただければ」とアピールし、発表会は幕を閉じた。

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