厚生労働省及び文部科学省は11月18日、共同で調査した2017年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(2016年10月1日現在)の状況を公表した。

就職(内定)率の推移(大学)

大学等の就職内定率は、大学(学部)は71.2%(前年同期比4.7ポイント増)。この調査が始まった1996年以来、1997年の73.6%に次いで2番目に高い水準となった。

そのうち国公立大学の就職内定率は、67.6%(同1.0ポイント減)、私立大学は、72.4%(同6.6ポイント増)。短期大学は41.6%(前年同期比8.4ポイント増)、大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では69.6%(同4.9ポイント増)、また専修学校を含めると68.0%(同5.0ポイント増)だった。

男女別では、男子大学生の就職内定率は69.3%(前年同期比3.5ポイント増)、女子は73.6%(同6.4ポイント増)。また、国公立大学では、男子66.5%、女子68.9%、私立大学では、男子70.2%、女子75.1%だった。文系・理系別では、文系の就職内定率は71.4%(前年同期比5.5ポイント増)、理系の就職内定率は70.7%(同1.5ポイント増)。地域別では、関東地区の就職内定率が最も高く79.7%となっている。

調査は10月1日、国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校(専門課程)20校の合計112校、6,250人を対象に電話・面接等の方法で行われた。