日立システムズは11月17日、製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage(フューチャーステージ)」のサービスメニューに「在庫可視化オプション」を追加し、販売を開始すると発表した。

在庫可視化オプションは、日立ソリューションズ東日本の在庫可視化ツール「SynCAS PSI Visualizer(シンキャス ピーエスアイ ビジュアライザー)」を活用した製品。

「在庫可視化オプション」連携イメージ

導入により、システムから操作者に対して適正在庫基準の指針が提示され、判断ミスをするリスクが低減できるほか、「売れ筋」「停滞気味」などの傾向ごとに製品を絞り込み、在庫状況に応じたアラートを発することで、在庫を適正化。発注の数量やタイミングを動的にコントロールしやすくなり、過剰在庫や欠品の抑止が促進といった改善が図れるという。

これにより、これまで在庫管理表で管理していた製造・流通業において、在庫状況をリアルタイムに、かつ視覚的に判別できるため、問題在庫を早期に発見できる。さらに、適正在庫基準の動的な設定により、過剰在庫による経費ロスや欠品による機会損失を改善し、在庫の最適化を図ることができる。

在庫可視化オプションの価格(税別)は、初期費用が250万円。日立システムズでは今後、「FutureStage」のさらなる拡販に務め、2018年度末までに累計120億円の販売を目指すとしている。