凸版印刷は、同社が進める「旅道(たびどう)プロジェクト」の一環として、開発した観光用コンテンツ「旅道プラットフォーム」と観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を使った、外国人観光客誘致促進のための実証実験を行う。

実証実験「"SHOW YOU TAKAYAMA"」は、岐阜県飛騨高山地方で11月21日より2月19日までの期間中、コンテンツ配信サービスや商店や観光施設で利用できるクーポン券の発行、観光地のスタンプラリーなどを実施。これらのサービスを通して観光地域としての満足度を高めリピーターの増加を目指す。

「旅道プラットフォーム」概念図(同社資料より)

「旅道プラットフォーム」は、凸版印刷が進める訪日観光客向けのコンテンツや全国の自治体・団体、観光関連事業者他、様々なインバンドメディアのコンテンツを効率的に配信するプラットフォーム。4K映像やVRコンテンツに自治体や団体・企業のコンテンツが観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を通してGPS機能と連動して配信されたり、実際の風景とARを通じて提供されたりと日本の"旅"をアピールできる。アプリにコンテンツを配信する企業・団体は、ジャパン・トラベル、オープンストリーム、小学館、真言宗総本山 教王護国寺 東寺、SANPAI JAPAN、飛騨・高山観光コンベンション協会、サラニ、白瀧酒造の6社、2団体(順不同)。

観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」の利用画面(同社資料より)

観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」公式サイト

「"SHOW YOU TAKAYAMA"」では、飛騨・高山観光コンベンション協会の協力のもと、連動した観光スポットの紹介、高山陣屋の当時の模様を再現したARコンテンツの配信、飛騨高山の観光スポットを結ぶインセンティブ付きスタンプラリーに加え、地域の商店、施設にて利用できるデジタルクーポン券の発行などのサービスも提供される。

観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」は、無料でダウンロードできる。動作環境は、iOS 9.3、Android 5以降。対応言語は、2016年11月現在、日本語・英語のみだが順次、中国語(繁体語、簡体語)、韓国語、タイ語、インドネシア語に対応する予定。