トヨタ自動車(トヨタ)は11月17日、電気自動車(EV)の開発を担う新たな社内ベンチャーを立ちあげると発表した。同社の直轄組織として2016年12月に発足する。

同組織には、豊田自動織機、アイシン精機、デンソー、トヨタの各社から1名ずつ、計4名が参加。トヨタグループ内の技術ノウハウ、リソーセスを活用するとともに、小さな組織で従来とは異なる仕事の進め方をすることによって、プロジェクトのスピードアップを図り、商品の早期投入を目指すとしている。

トヨタ代表取締役社長 豊田章男氏は同組織に対し、「ベンチャー組織として、その分野のことだけを専門に考え、スピード感のある仕事の進め方を確立することで、トヨタやトヨタグループの仕事の進め方改革をけん引してほしい」とコメントしている。