Todoistは17日、同社が提供しているTodoリストアプリ「Todoist」に、秘書AI「スマートスケジュール」を導入した。

Todoistに今回導入された秘書AI「スマートスケジュール」は、延期したタスクごとに適した日程を提示する。延期タスクの一斉管理、および個別情報変更どちらからもこのAIによるサジェスト機能は利用できる

「スマートスケジュール」は、機械学習に基づいて、タスクごとに適した予定日時を通知・設定する機能。あるタスクが予定日時を過ぎてしまった場合、「かんたんリスケジュール」ボタンをクリックすると、AIが自動的に新しい予定日時を決定する。このアップデートはWebアプリ(Todoist.com)、iOSやAndroidにて利用できる。

このAIは、ユーザーの普段の予定、平日か休日か、他のタスクとのバランス、ユーザーの目標タスク数に基づいてタスクの予定日を決定する。例えば、元々金曜日にこなす想定だったタスク「トイレットペーパーを購入する」が予定日を超過した場合、以前に同一件名のタスクを月曜日に完了したこと、日曜日はタスクが過密であること、次の月曜日はタスクが少ないことをデータで参照し、それらを総合して次の月曜日に予定日時を変更するというような挙動をとる。

ただし、スマートスケジュールが提案した予定は自動的に反映される訳では無く、あくまでひとつの選択肢として提示される。採用と拒否、ユーザーによる予定作成の履歴を参考に、AIはユーザーに合わせて成長していくとのことだ。

AIが処理する個人情報を含むすべての情報は、スマートスケジュールが自動的に処理をしており、同社社員および第三者がユーザーの情報を閲覧することはなく、同社の個人情報保護規定に則って運用される。

なお、「Todoist」はiPhone、Android、Windows、Mac、ブラウザなど15種類のプラットフォームから利用できるToDoリストアプリ。2015年にはiTunesストア生産性部門のベストアプリにも選出された。