IoT検定制度委員会は、世界中に試験会場ネットワークを有するプロメトリックとグローバル契約を締結し、「IoT検定」を12月から日本国内で、2017年には全世界で試験を開始すると発表した。

国内技術者など「IoT」の知識やスキルアップを狙う「IoT検定」

同検定は、中立な立場でIoTの知識やスキルを学ぶためのスキルマップを定義し、また認定する試験を制度化したもの。IoTに関する知識だけを問うのではなく、IoTの真の価値を理解し世の中を変える事ができる人材を認定することを目的としているために、試験範囲に企業戦略やビッグデータ・人工知能などの成長技術分野も含まれているということだ。

同検定は2016年5月から東京・大阪の2会場で限定的に実施され、毎月10開催日以上の受験日程が設定されてきたが、全国各地・勤務時間後・週末土日開催など、様々なニーズに対応できるよう、2016年12月からプロメトリックの試験会場ネットワークで全国展開をすることとなった。これにより、日本国内の試験会場150カ所以上で、毎日IoT検定が実施できるようになった。

また、プロメトリックが有する160カ国8,000カ所の試験会場を活用することでグローバルな規模での展開も可能となり、2017年は海外での試験も始める予定。国内での主なスケジュールとしては、12月12日にIoT検定の受検予約を開始し、12月19日には全国150会場で試験が開始される。

なお、検定レベルとしては、IoT検定レベル1試験で「プロフェッショナル・コーディネータ(実施中)」、IoT検定レベル2試験で「プロフェッショナル・エンジニア(開発予定)」、IoT検定レベル3試験で「プロフェッショナル・アーキテクト(開発予定)」が設定されている。受験料金は1万800円。