ヤフーは11月16日、同社の検索データから分析したインフルエンザ感染状況について、「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」のサイトで報告した。今週にも「インフルエンザ流行入り宣言」ラインに到達する可能性があるという。

「インフルエンザ流行入り宣言」は、厚生労働省より毎週報告されいてる「インフルエンザ定点当たり報告数」の定点あたりの数が「1」を越えたときに宣言されるもの。11月11日に厚生労働省より公開された数値は「0.59」であった。

同社によると、この数字を基準にヤフー検索データを使ったロジックに当てはめると次回の公開時となる11月18日の数値は「1.05」になるとみられ、流行入り宣言の基準である「1」を超えるとの予測値が出たという。昨冬のインフルエンザ流行入り宣言は1月15日であるため、予測値どおりの結果となれば約2カ月早い流行入りとなる。

検索データから推定されるインフルエンザ患者報告数 (資料:国立感染症研究所、Yahoo!検索)

同社は毎年、ビッグデータ分析でみるインフルエンザ感染状況について同サイトで公開しており、昨年は「厚生労働省の定点患者数予測数値」と、全国のリアルタイムの流行状況を可視化した「インフルエンザ状況マップ」を毎週更新して報告している。今年も引き続き、同様のコンテンツが更新される予定。