インテリジェンスは11月14日、転職理由に関する調査の結果を発表した。同調査は2016年4月~9月、期間中に同社サイト「DODA」に登録した転職希望者のうち約3万人が対象。

「会社の将来性に不安」「給料に不満」という声も

転職希望者にその理由を聞いたところ、2012年上半期(2012年4~9月)から8回連続で「ほかにやりたい仕事がある」(13.0%)が1位となり、次いで2位は「会社の将来性が不安」(9.3%)、3位は「給与に不満がある」(7.7%)と続いた。

1位から6位までの順位は、前回(2015年10月~2016年3月)の調査と同じだった。ポイントの増減を見ると、1位の「ほかにやりたい仕事がある」は0.8ポイント、3位の「給与に不満がある」は0.2ポイント、4位の「残業が多い/休日が少ない」は0.3ポイント、前回結果より増加した。前回8位だった「U・Iターンしたい」は0.2ポイント増加し、7位に順位を上げた。

転職理由ランキング(総合)

8つの業種別では「IT/通信/インターネット」「メディア」「メディカル」「金融」「小売/外食」「商社/流通」「サービス」の7業種で「ほかにやりたい仕事がある」が1位となった。「メーカー」の1位は「会社の将来性が不安」で前回と同様の結果となった。

「IT/通信/インターネット」「メーカー」

「メディア」「小売/外食」

「金融」「メディカル」

「商社/流通」「サービス」

男女別にみると、男性の転職理由は、1位から5位までは総合ランキングと同じ。1位の「ほかにやりたい仕事がある」(前回比0.7ポイント増)、4位の「残業が多い/休日が少ない」(前回比0.5ポイント増)の割合が特に増加した。

女性の転職理由は、1位が「ほかにやりたい仕事がある」、2位が「残業が多い/休日が少ない」、3位が「会社の将来性が不安」、4位が「給与に不満がある」と続いた。4位までは前回(2015年10月~2016年3月)と同じ結果となったが、5位の「専門知識・技術力を習得したい」は、前回の7位から2つ順位を上げた。